トップ画像元:https://www.pio-ota.jp/miyage/2017-item-04.html
先週、8月3日付の「日刊工業新聞」に次のような見出しが出ていました。
本メディアでも取り上げた、モノづくりの町、東京大田区では、従来培ってきた匠の技術を活かした お土産作り に取り組んでいるようです。
「これぞ大田のお土産!」と銘打つ製品・商品(事業者)を表彰・PRする事業も2年目を迎えました。
東京2020オリンピック・パラリンピック開催を契機に、観光客を中心とし>た来訪者の皆様が喜ぶ大田区ならではのお土産を「食品分野」、「ものづくり分野(雑貨を含む)」の2つの分野で、今後100点程度選定し、区内外に広くアピールします。
引用元:大田のお土産100選
B2C(Business to Consumer) として、モノづくりの技術で作られたモノを手軽に購入できるのは嬉しいですね。
そこで、本記事では、過去に取り上げたモノづくりの町で、手軽に購入できるモノを取り上げてみたいと思います。
1、大田区×モノ
「大田のお土産100選」は、「これぞ大田のお土産!」と銘打つ製品・商品を選定する事業として2016年度より開始されています。
この「太田のお土産100選」の特徴は、「ものづくり分野」があるところでしょう。(関連記事:世界的にも珍しい東京都大田区のものづくり)
Fabit編集部では、次の2つのモノを取り上げてみたいと思います。
「マスキングカラー」 (2016年選定品)
画像引用元:大田区観光情報センター
開発したのは、水系塗料専門メーカーの太洋塗料株式会社さん。
水性塗料でありながらも、はがすこともでき、さらに再度別の所に張り直すこともできるアイデア商品。
アイデア次第で、色んなシーンに使えそうですね!
「ステンレス製蝋燭立て」 (2017年選定品)
画像引用元:大田区観光情報センター
こちらは、ステンレスで作られた蝋燭立て。金属加工を手がける株式会社酒井ステンレスさんの開発。
シンプルなデザインだけに、モノづくりの技術がダイレクトに伝わってきます。
蝋燭作家さんがデザインしたオリジナル蝋燭もグッドです。
他にも様々な商品が100選の中にあり、本年度も新たに選定されるようです。ぜひ、以下のリンクを参照してみてください。
大田区観光情報センター:https://tokyoactivity.com/ja/goods/
2、荒川区×モノ
荒川区では、区内で製造・販売されているモノの中でも、特に優れた製品を「荒川ブランド」と名づけて積極的に紹介しています。(関連記事:東京都荒川区は製造業の街!)
Fabit編集部では、次の2つのモノを取り上げてみたいと思います。
「エボナイトの万年筆」
画像引用元:笑暮屋
エボナイトという天然ゴムを主原料の素材として作られた万年筆。
エボナイトは、世界最古の人工樹脂だそうです。
こちらの商品を開発された株式会社日興エボナイト製造所さんは、国内唯一のエボナイトメーカー。
世界最古!国内唯一!という響きが、文房具・万年筆マニアにはたまりません。
以下のオンラインストアもぜひ覗いてみください。
「ミニチュア鍋」
画像引用元:ミニ厨房庵
一見して、かわいいというつぶやきがもれてしまうミニチュア鍋。
この商品を開発されたミニ厨房庵さんはドールハウスメーカー。
それだけに、厨房用品は一通り揃っています。
個人的には、レトロなエスプレッソマシンが気になります。
他にもかわいい商品が沢山あるので、以下のリンクを参照してみてください。
ミニ厨房庵:http://minityuan.ocnk.net/
「荒川ブランド」のモノづくり商品は、以下のリンクを参照してみてください。
荒川区ホームページ:モノづくり見学・体験スポットガイド2018:https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kanko/pamphlet/monodukuriguide.html
3、東大阪×モノ
モノづくりの街、東大阪市では、特徴あるオリジナル商品を「東大阪を代表する地域ブランド」として認定する試みを行っています。(関連記事:工場密度No.1!東大阪市の製造業)
Fabit編集部では、次の2つのモノを取り上げてみたいと思います。
「アクアフォーム」
画像引用元:東大阪ブランド推進機構
アクアフォームは、フェノール樹脂を主原料とした生花用吸水スポンジ。
開発したのは、松村アクア株式会社さん。フェノール樹脂は世界で初めて植物以外の原料より人工的に合成されたプラスチックだそうです。
これに、天然由来の成分を配合することで、花持ちUP機能を実現(特許出願済)。
どれくらい花持ちがUPするのか、観察するのも面白そうです。
「アートスクリュー」
画像引用元:東大阪ブランド推進機構
縁の下の力持ちであるネジを表舞台に立たせた一品。
本製品を開発したのは、川端ネジ製作所さん。
会社名やロゴマーク、メッセージなどを刻印できるとのこと。
企業PRやプレゼントに活用すると、相手をアッと驚かせることができるかもしれません。
「東大阪ブランド」の認定商品は、以下のリンクを参照してみてください。
東大阪ブランド推進機構:https://www.higashiosakabrand.jp/
まとめ
今回取り上げたモノづくりの街は、いずれもB2C商品を独自に開発して、販売しています。
匠の技術で作られたモノを、眺めているだけでもワクワクしてきますね。
このような商品が、お土産やプレゼントの品として定着する日もそう遠くないかもしれません。
今回、取り上げたモノづくりの街以外にも様々なモノが消費者向けに販売されています。
これを機会に 本モノ の商品を探してみてはいかがでしょうか。