DMやキャンペーンを支えるメーリング機器

製造業の基礎

DMやキャンペーンを支えるメーリング機器

メーリング機器とは、ダイレクトメールを送るにあたりデータ管理・入出力・封入・封緘から発送まで一括処理を行うシステムのことです。
ダイレクトメール流れイメージ
ベーヴェシステックジャパン株式会社様
メーリング機器の代表的な流れとしては、

1.「印刷物・封筒の作成」
2.「インサーター」で上記作成物を封筒に詰め込む
3.「点検機」で不足が無いか確認する

になります。

参考動画として、下記の動画をご覧ください。

引用:YouTube 有限会社 アルプスPPS様

流れが分かったところで、より具体的に見ていきましょう。
※実際には、下記の説明順の流れどおりではなく、前後する部分もあります。

1. 「印刷物・封筒の作成」

最初に行われる作業が「印刷物・封筒の作成」です。
最新のマシンではCDやUSBメモリに格納されたデジタルデータから印刷物を作成します。
1枚1枚のコメント内容や宛先の印刷まで、フレキシブルな対応が可能になっています。
また、指定された大きさの封筒をマシンにより作成します。
封筒の材質には、紙の他に、フィルムのものがあります。

ダイレクトメールがハガキタイプとなっていたり、印刷物を折る必要がある場合は、 折り機メールシーラー が使用されます。
このマシンでは、二つ折りや、観音開きなどプログラミングにより15種類以上の折り方に対応させることが可能です。
その他ミシン目などを入れることもできます。
メールシーラー は、圧着ハガキ(糊付けされたハガキ)にすることも可能です。
これらの機器の最近の処理速度は二つ折りであれば、1分あたり250枚程度の処理能力があります。

宛名については上記の印刷マシンが印刷や印字を行う代わりに、 ラベリングマシン が宛名を付けることもあります。
この場合あらかじめラベルに宛名を印刷しておいて、封筒に一枚一枚貼っていく作業が行われます。
貼り付け方法としてはローラープレス方式やエアシリンダー方式が採用されるのが一般的となっています。
ローラープレス方式は薄い郵便物に対して貼り付けるのに適していて、エアシリンダー方式は厚みのある印刷物に貼り付けるのに適しています。
マシンによっては、サーマルプリンター方式となっていて、封書に直接宛名を印字するタイプもあります。
近年のマシンでは1分あたり150枚から250枚の宛先ラベルを張れる性能が一般的です。

2. 「インサーター」で上記作成物を封筒に詰め込む

印刷物、封筒の準備がされると、 インサーター と呼ばれるマシンによって、封筒などに詰め込み、封を閉じる作業が行われます。

インサーター
株式会社ビー・ピー・エス様

印刷物や追加のノベルティなど、封筒一セット分まとめる作業を 丁合 (ちょうあい)といいます。
丁合 が行われた後一セット分の印刷物が封筒に詰め込まれ、次に封が閉じられれます。

インサーター封入封緘機 とも呼ばれます。
このマシンは、あらゆるサイズの封筒や印刷物に対応しています。
プログラミングを行うことにより各種大きさに対応させます。
最近ではディスクセパレータ方式が採用されることが多くなり、印刷物を詰め込むにあたり紙を折る作業が必要な場合は、2つ折りの用紙を天地方向にスムーズに排出するように設計されています。

インサーター はコンパクトなサイズから大型のサイズのマシンがあり、機種によっては一枚の封筒に複数の書類を入れることも可能になっています。
最近のマシンでは、1時間あたり20000通から30000通の処理が可能になっています。

また、フィルム製の封筒の場合には、 ラッピングマシン という機械が使われることもあります。
ラッピングマシン は高速で宛名も付けることができます。

3. 「点検機」で不足が無いか確認する

封筒に詰め込まれた後 点検機 でチェックに入ります。
このマシンでは、印字漏れや宛名のシールの貼り漏れ、封入物の不足などをチェックします。
機械があらゆるセンサーを利用して調査を行うため、人の目で確かめるよりも確実で、しかもスピーディーな検査が可能です。
最新のマシンでは1時間あたり20000通のチェックが行えます。
また、プログラミングによりあらゆるサイズの印刷物に対応させることが可能です。

なお、効率よくダイレクトメールを出すために、最近では集積部や郵便番号ごとに自動的に郵便物を束ねるシステムも登場しています。
この作業を行うことで、郵便局での処理がしやすくなり、いち早くダイレクトメールをお客様のもとに届けることが可能となります。

Fabit編集部

Fabit編集部

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